2003-01-01から1年間の記事一覧

「金田一耕助の冒険・青春編」センチメンタル・シティ・ロマンス&村岡雄治(1979)

→ 最近は「俺色アストリンゼン」で検索するとまずこのページに引っかかるんですね。おそるべしはてなダイアリー。 このところさっぱり頭の中が歌謡曲モードじゃなくてですね、ここの更新もほったらかしになっておりましたがひさびさに。同名の角川映画のテー…

「飯場の恋の物語」伊武雅刀(1982)

→ あったんですよ、こんな歌。雑誌「ビックリハウス」が出したカセットテープ「音版・ビックリハウス」に収められていたんです。 伊武雅刀が2つの声色を使い分け、あたかもデュエットであるかのように録音されていたという覚えが。 ちなみに作曲は細野晴臣な…

「マジック・カーペット・ライド」ピチカート・ファイブ(1993)

→ 「Bossa Nova 2001」って奇跡の1枚で、何だか知らないけどとにかくみんな持っていた。それこそ日頃NYパンクばっかり聴いてるような男子が、何故かこれだけは持ってて狂ったように聴いてたり。 そういう私の家にも何故かあるんです。そしてやっぱり、狂った…

「MajiでKoiする5秒前」広末涼子(1997)

→ 「渋谷はちょっと苦手」。この歌の肝はズバリここかと思います。実際は 「渋谷ってあんまり・・・好きじゃないナ(てへ)」 なんてことを言うティーンエイジャーなどこの世には存在しないのですが、作者である竹内まりやが「少女にはこうあってほしい」と…

「白い靴下は似合わない」アグネス・チャン(1975)

→ 初めてTVで歌っているのを聴いた時の衝撃は今でもはっきり覚えています。そしておそらくこの歌で私は「荒井由実」の名を初めて認識したんじゃないかと。 「ひなげしの花」等、陽のイメージの歌を「躁」にまで持ち上げるアグネス・チャンの歌声が、この歌で…

「抱きしめてオンリィ・ユー」山下久美子(1982)

→ 先日JR横浜駅構内にいる時、なぜかこの歌がずっと頭をかけめぐってしまい、しょうがねェなとアップすることに。もともとはそういうコンテンツだったわけです。 「切ない」のしきい値が急降下してる昨今にこそ山下久美子、しかもこの時代の彼女をこそおすす…

「娘が嫁ぐ朝」チューリップ(1976)

→ 毎日新聞で「さだまさし」が書いてるコラムがなかなかに香ばしい様で、先日は早大レイプサークル事件の被害者を鞭打つようなことを書いていたと、ある方が日記の中でとても怒っておられたのでした。なるほど歌の中ではキレイごとの世界を生み出せても、コ…

「隣りの印度人」戸川純(1984)

→ アルバム「玉姫様」より。女の生理を歌って、当時の知識人臭漂う人種から異常に高い評価を得た「玉姫様」ですが、同じ女としてはそんなの、単に戸川純の思うつぼだなと。男ってホントに「女の生理」とか「子宮」的なものを提示されちゃうと、あっという間…

「雨のウェンズデイ」大瀧詠一(1981)

→ 「壊れかけたワーゲンのボンネットに腰掛け、 雨に降られて海を見ている」男女て。なんだかとてもイヤです。 しかも水曜日と言えば平日じゃありませんか。そんなところで一体何をしているんでしょう。 このように、田舎の、しかも貧乏人のつっこみ心を激し…

「美しく燃える森」東京スカパラダイスオーケストラ (2002)

→ こんな言葉でしか語れない私をゆるしてほしいんだが、奥田民生が好きでたまらない。 むかーしある音楽雑誌で、彼を評して「『頭もキレるがセックスも強い』って感じか」と書いた人がいて、心の膝を血が出るほど打ちまくったものだ。 スカパラの「歌謡スカ3…

「海開き」板尾創路(1997)

「ごっつええ感じ」の中の1コーナー、「シンガー板尾」を忘れられない人は多いことと思います。私もそのひとり。突然その場でお題を与えられた板尾が、即興で歌うという趣旨のコーナーだったのですが、彼の「お題を与えられた瞬間のあからさまな動揺」が、破…

「愛は心の仕事です」ラ・ムー(1988)

「虹」っつうか、笑いを呼んでしまうんだろうか。ラ・ムー。 ずっと気になっていた、ラ・ムーと言えばみな反射的に冷笑を浮かべ「失敗だった」って言えばいいと思ってるようなところが、ありはしないか。 閲覧者のないこんな所で何だが激しく抵抗したい気分…

「QTU」忌野清志郎(1999)

アルバム「ラフィータフィー」を買ってきてこの曲ばかり何度もリピートして聴いておりました。バンド感丸出しの音といいとにかく何もかもがツボなのです。歌詞もRC時代の「君が僕を知ってる」から綿々と続く「他の誰にもわかってなぞほしくないが御前にだけ…

「ごきげんRADIO」THE MODS(1981)

私の「青春の3枚」(「ピンナップベイビーブルース」シナロケ・「NEWS BEAT」モッズ・「POWER ROCK GENERATION」子供ばんど)のうちの1枚、「NEWS BEAT」のトップに入ってるのがこの歌。MODSと言うよりとにかく「NEWS BEAT」が好きだったのです。轟音で速く…

「あの娘のレター」RCサクセション(1981)

RCなんですけどね。そりゃもう好きに決まっているのですが何ともなあ。私にとってRCは「読売巨人軍」とかそんなぐらいのデカさで、あまりにも漠然としていると言うか、大きすぎて、「RCが好き」と言われてそれでお友達になれるかって言うとちょっと決め手に…

「リラのホテル」あがた森魚(1976)

作者のかしぶち哲郎さんも、同名のソロアルバムで歌っておられます。「featuring」という形で矢野顕子さんが参加しているこのアルバムの素晴らしさを何と言葉にしたものか。いっそ黙ってしまいそう。アッコちゃんの熱烈なファンだった音大生の友達は、彼女の…

「駈けてきた処女」三田寛子(1982)

すぐれたアイドル(♀)の登場には共通点があって、なぜかみんなデビュー曲で「駈けてくる」のです。歌詞の中になくっても雰囲気はぜったいそう。中山美穂の「C」しかり中森明菜の「スローモーション」しかり。南沙織、山口百恵、もう枚挙にいとまがないほど…

「雨だれ」太田裕美(1974)

ふりふり衣装にガーリッシュ極まりないルックス、ちょっとファンシーすぎるなというのがデビュー当時の太田裕美の印象でした。しかもこのデビュー曲はコッテコテのバラードにしてピアノの弾き語り。しかし長い長い時を経たある日、ふとスーパーの有線でこの…

「夕暮れ物語」伊藤つかさ(1981)

今の世にぽんと持ってきて、一番違和感のない昔のアイドルが伊藤つかさかも。むしろ今の方が需要は高いかもしれません。この人に個人的な思い入れはまるでない私ですが、この「夕暮れ物語」に関しては黙っているわけにはいかないのでした。安井かずみさんが…

「アン・ドゥ・トロワ」キャンディーズ(1977)

バラエティーに出てもきっちり面白く、正統派アイドルとしてももちろん機能し、男の子に夢を与えてた。キャンディーズって格好良かったな。解散を発表してからの楽曲はどれもいい。みんなでカウントダウンを見守るお祭り気分が内包する、終末に向かう刹那さ…

「白いページの中に」柴田まゆみ (1978)

だまっていては友だちになれない「コッキーポップ」の月替わりテーマ曲でした。当時のヒットチャートはヤマハの勢力が強く、ちょっと音楽にうるさい子は「ヤマハ臭」をダサいと嫌ったものですが、いやひとからげにするには惜しい良い曲もたくさんありました…

「5マイル・アヘッド」柴田恭兵 (1979)

柴田恭兵と能瀬慶子主演の大映ドラマ「赤い嵐」の主題歌。御家庭にBSを入れておられる方なら、当たり前に再放送を見られたりするんでしょうね。あー、うらやましいというか何と言うか。あの頃学校で、うちのクラスはこのドラマの話で持ちきりでした。最終回…

「真夜中のサブリナ」高岡早紀 (1988)

靴のCMで岡田真澄と踊りながら登場したのを見たその日から、俺のハートは早紀の虜だっつうの。写真集もアルバムもヴィデオも買いまくり、ひとつひねりの効いた存在感が何せすごく新しかった。あまり注目はされなかった様ですが、歌もとってもよかったんです…

「悲しみに挨拶を」チューリップ (1979)

2枚組アルバム「Someday Somewhere」におさめられた1曲。当時クラスにチューリップのアルバム全て持ってる子がいて、彼女の家に行ってはチューリップばかり聴いていた。先日ふっと懐かしくて自分でも買ってみたくなり、選んだのがこのアルバム。楽曲の高揚感…

「セクシィ」下田逸郎 (1976)

ある日父親が事務所から持ってきたラジカセが、小学生だった私の世界を一変させたのでした。 『週刊FM』『FMレコパル』等のFM雑誌を買っては「エアチェック」(死語か)に励む日々。下田逸郎さんの歌はそんな中にいたんです。 歌謡曲でもなし、当時一世を風…

「時をかける少女」原田知世 (1983)

同名の映画に主演する前、シロートである原田知世を演技に慣らす目的で「セーラー服と機関銃」のTV版がつくられたのですが、ここでの彼女はもう見るに耐えなかった。演技は演技以前のレヴェル、しかも可愛くないことこの上なし。続く第二弾のドラマでも何の…