「雨だれ」太田裕美(1974)

ふりふり衣装にガーリッシュ極まりないルックス、ちょっとファンシーすぎるなというのがデビュー当時の太田裕美の印象でした。しかもこのデビュー曲はコッテコテのバラードにしてピアノの弾き語り。しかし長い長い時を経たある日、ふとスーパーの有線でこの曲が流れてきたのを聴いた時、おもわず雷にうたれたように立ち尽くしてしまった私。こ、こんないい歌だったかと。ちなみに太田裕美さんは往年のヒット曲を、今も当時と変わらぬキーで楽々歌っておられます。そういうのってかっこいいなと思います。