「隣りの印度人」戸川純(1984)

→ アルバム「玉姫様」より。女の生理を歌って、当時の知識人臭漂う人種から異常に高い評価を得た「玉姫様」ですが、同じ女としてはそんなの、単に戸川純の思うつぼだなと。男ってホントに「女の生理」とか「子宮」的なものを提示されちゃうと、あっという間に「すんげー」と平伏すなー、それも脆弱な知識人ほど。と醒めた目で見ていましたんです。
戸川純は確信犯、だからこそカッコよくキュートだった。「新人類」を名乗る気持ち悪い人たちがこぞって彼女に色んな意味を背負わせたりしてましたが、女のコたちは戸川純が「単に可愛かったから」大好きだっただけ。
ちなみに、そのどぐされ新人類たちによる「過剰な言葉で女のコに過剰なドラマを背負わせる」80年代的やり方の呪縛から未だに抜け出せてないのが、他ならぬキョンキョンだったりするのは皮肉なことです。