「ハロー・グッバイ」柏原芳恵(1981)

皿に「Good-bye」、カップに「Hello」と書かれたセットが「可愛い」かどうかは個々の趣味によるでしょうが、少なくとも生まれ変わってソレになりたいとまでは思えないことだけは確かです。
どうせならミントンとかヘレンドとか、っつーかそもそも何で「陶器」になりたいかと。
そんな過剰なまでに少女趣味な世界を、過剰なまでに肉感的な柏原芳恵が歌うことで、おかしな中和感が生まれ、初出のオリジナル版(讃岐裕子、1977年)よりずっとヒットしてしまったこの1981年ヴァージョン。情け容赦なく突っ込みが入れられるのも、この曲が名曲であるがゆえです。