「恋の弱味」郷ひろみ(1976)

→ もしも私がミュージシャンだったら、などという、むずむずするよな青臭い仮定を、今日のみ許してほしいのだ。
 ミュージシャン生命に賭けてこれだけは絶対作らねばという、1枚のアルバムの構想がある。
 タイトルは「hiromi」。
 ここはもう黙って曲目を見ていただければと思うばかりだ。
1.恋の弱味 2.二十歳の微熱 3.寒い夜明け 4.逢えるかもしれない 5.雨だれ 6.センチメンタル 7.未来 8.ドリーム 9.思い出の樹の下で 10.ファンタジー 11.シンデレラ・ハネムー
1〜4までは郷ひろみ、6〜11までは岩崎宏美、そして5だけが太田裕美の楽曲。
 早い話がカヴァーアルバムなのだが、お気付きだろうか、作曲はどれも筒美京平先生の手によるものなのである。
 しびれないか。しびれないか。
 どうだ。(鶴光の「ええか…ええのんか…最高か…?」のノリで)
 基本的に全曲私が歌うのだけれど(すまん)、「雨だれ」1曲だけは、誰か男のコに歌ってもらうのだ。 わりと線の細い、ヤサ男的な声の持ち主にお願いしたいところ。

 ……「シナプス」つーか、今回は
「妄想歌謡曲」になってしまいました。