「AXIA 〜かなしいことり〜」斎藤由貴 (1985)

自作の意味ありげな詞を、思いつめた表情で歌う、斎藤由貴が今のアイドルだったら確実に「イタい」と言われていたことかと。これは銀色夏生が、詩のみならず曲も手がけた1曲。いきなり衝撃的なカミングアウト、なのにひたすらぽわんとやわらかいメロディー。だからよけい凄い。ムーンライダーズの「悲しいしらせ」はこの曲へのアンサーソングなのだそう、だまされた男の苦笑い感が秀逸です。うそをつかれちゃかなわねェ。